記憶に入る亀裂
お母さんが好きだった曲がラジオで流れた。
もう私の過去の記憶、必ずお母さんが関わってるから、
思い出すこと全てに悲しみがついて回るよ。
思い出す曲にもギーっと雑音が入るような感じがするんだ。
川島愛さんの『旅立ちの日に』
お母さんが好きだった曲。
お母さんが聞いてた気がする。
歌った人はちゃんと生きてるのに、お母さんはもういないなんて。
昨日デパートに祖母の買い物に連れて行かれた時も、
ディスプレイに並んでた携帯ケースに首からかける紐がついてて、
その紐が何本も並んでて、
お母さんの死んだ方法を思い出しちゃった。
最初の頃はハンガーからかかった服も怖くて直視できなかった。
お母さんどうしてくれるんだよ。
私のこれからの人生どうしてくれるんだよ。
散歩も疲れて途中で引き返しちゃった。
私何にもできなくなっちゃった。
お母さんと同じ場所で同じ方法でやれば死ねるのは確実なんだけど、
死にたくないよ。
でも生きるのも辛いよ。
寂しくて辛いよ。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。