母を自死で亡くした娘のブログ

2017年5月14日に母親を亡くしました。「喪」という気持ちとずっと向き合えなかった私が最近思うことを発信します。

お母さんの部屋

今日はお母さんの部屋で勉強・オンライン会議をした。
お母さんの部屋はお母さんが死んだ場所でもあるから今まで怖くて敬遠していた。
でも、今日はいつも私がいる屋根裏部屋が暑くて、お母さんの部屋にお邪魔させてもらった。
意外と居心地が良かった。
もうお母さんの部屋、怖くないよ。
夏も屋根裏部屋だと暑くなるから夏になったらお母さんの部屋に移住しようかな。
こんな気持ちになれるまでだいぶ時間がかかった。
でもしょっちゅうお母さんのことは夢にみる。
お母さんのこと忘れようと思ってたけどやっぱり忘れられない。
家族は忘れられない存在なんだと思う。
私もお父さんと会えなかった間、てっきりお父さんは私のこと忘れてたのかと思ったけど、
ちゃんと覚えていてくれたね。
お母さんの残してくれた家に私は住んでる。
お母さんが私のお父さんに選んでくれたお父さん。
今はお母さんがなくしたものじゃなく、残してくれたものに感謝することしかできない。
私の家族は離散してるかもしれないけど、
私にはそれしかない。
でも、全く家族がいない人もいるんだから、
お母さんが会わせてくれなかったらお父さんに一生会えなかったかもしれないんだから、
それには感謝しないとね。
「孫を早く見たい」って言ってたのにね、
なんで死んじゃったのかな。
こんなことなら早く結婚して子供産んでれば良かったかな。
私の結婚式にお母さんのこと呼べないんだよ。
私の残りの人生、もうお母さんは立ち会えないんだね。
あと70年ぐらい残りの人生あるはずだけど、
一生お母さんのこと引きずって生きていくことになると思う。
でも、そんな長いスパンで考えることないね。
一日一日を、ただひたすらこなしていこうと思う。
4年ぐらいたって、やっとお母さんの部屋で時間を過ごせた。
通り過ぎるのは毎日だったけど、
そこで座って作業とか今までできなかった。
だから、時間がすぎることは、必ずしもお母さんから遠ざかることじゃないんだと思う。
うまくいえないけど、、
会えなくても、お母さんを感じる瞬間は今後あるんじゃないかと思ってる。
夢の中でも、現実でも、、