母を自死で亡くした娘のブログ

2017年5月14日に母親を亡くしました。「喪」という気持ちとずっと向き合えなかった私が最近思うことを発信します。

お母さん

最近お母さんに祈るようになった。
生前は母子家庭でものすごく仲が悪かった。
母は私が19歳の時に、たった一人で、死んでしまった。
死んでから三年たったけど、それまで何も感じなかった。
私の一部が消えてしまったことはわかっていたけど、「いなくなってせいせいした」「もっと早く○ねばよかったのに」とか自分に言い聞かせてた。
でも最近はもうそんなふうに思えなくなった。
お母さんは可哀想だった、何も親孝行できなかった、母親にすがりたい、
そう思うようになった。
最近は毎日泣いている。(お母さんだけのことではないけど、泣くのが癖になっている)
お母さんの死んだ部屋のドア、毎日通らなくちゃいけなくて開け閉めするときにキキキキと音がする。
お母さんの体重を支えられたのだから私もきっとここで同じように死ねるだろう、
そう思ってハンドバッグを通してみた。
したに椅子も置いてみた。
これは確実に死ねるなあと思った。
怖かった。
死にたくないけど今の生き方は嫌だ。
誰かに助けてもらいたい。
母親が残したプーさんの大きなぬいぐるみ、私に最後にくれたプレゼント。
今日やっと抱擁することができた。
今まで薄気味悪いだけだったけど、今は私にくれた意味がわかる。
涙が流れた。
ごめんね、ごめんね。
母の位牌の置いてある仏壇にも手を合わせるようになった。
これからはお母さんが天国で幸せにいられるよう祈るからね。
親不孝な娘でごめんね。